読書、時々アート

読書によって日々成長していくためのブログ。たまに美術館の観覧記録なども。

「すぐやる人」のノート術

f:id:tacky-booklog:20190326222857j:plain

基本情報

タイトル:「すぐやる人」のノート術

著者:塚本 亮

出版社:明日香出版社

初版発行日:2018年1月22日

総ページ数:188頁

 

概要

「すぐやる人」シリーズの塚本亮さんによる、自分を動かすノート術のノウハウについて書かれた本。仕事がサクサク進む「タスコンノート」、行動を加速させる「リフレクションノート」など5種類のノートの活用方法が書かれています。

 

この本を選んだ経緯・目的

やることがたんまりあって、どれから手を付ければいいのか、やり忘れていることがあるんじゃないかという気が日々していて、タスクをしっかり管理できていないので、ノートを活用してタスクを管理し、行動力を上げようと思い、読んでみました。

 

印象に残ったフレーズ

  • すぐやる人はマルチタスクは能率が落ちるということを理解していて、1つひとつのタスクに全力で取り組みます。
  • 一度集中力が削がれると、再び集中モードに戻すのに、15分も必要になることが脳科学の研究でわかっています。
  • 緊急度が低く重要度が高いタスクをいかにしっかりと進めるか
  • 時短するために一番効果的な方法は、時間制限を設けることです。
  • このノートの目的でもあり、最大のメリットは、自分の時間が増えるということです。
  • 翌日のシミュレーションをする
  • やりっぱなしにするか、きちんと振り返りをするかで、あなたの成長の度合いは大きく変わります
  • 感情を抑え込むことは、自分をどんどん追い込んでいくことに他なりません。

 

学び・実践

本書ではノートの作り方が具体的に書かれていましたが、自分なりに使いやすい方法で、タスクをコントロールしていきたいと思います。

  • 仕事もプライベートもその中間のタスクも、すべてのタスクを一つのタスク管理アプリに書き出し、管理する。
  • 翌日に行うことを、前日にある程度スケジューリングする。
  • 翌日の終わりに、一日を振り返り、PDCAを回す。

 

ひとこと

本書では5種類のノートが紹介されていましたが、自分の目的に合ったものをつまみ食いで、自分のやりやすい方法で始めてみようと思います。

そうでないと、なかなか続かないので…。

なるほどデザイン

f:id:tacky-booklog:20190321204420j:plain

 

基本情報

タイトル:なるほどデザイン 目で見て楽しむデザインの本。

著者:筒井美希

出版社:エムディエヌコーポレーション

初版発行日:2015年8月1日

総ページ数:269頁

 

概要

デザインに関するものごとを、「目で見て楽しめる」形にまとめた本。新人デザイナー、ある程度キャリアのある人、デザインを仕事にしていない人でも「デザイン」に興味があるすべての人に楽しんでもらえるよう書かれています。

 

この本を選んだ経緯・目的

個人的に作った名刺を刷新したかったのと、近々開くことになった読書会のチラシを作るために、デザインの参考になる本を探していました。

書店のデザイン関連の棚でいくつか見た中で、これが一番分かりやすそうだったので、この本を選びました。

 

印象に残ったフレーズ

  • なんのためにデザインするのか」を理解しないままで手を動かしてしまうことはとてもキケン。
  • 良いデザインをするために、まずはその「目的」について深く考えるようにしましょう。
  • どんな人に伝えたい?」「何を伝えたい?」「なぜ伝えたい?」「いつ・どこで伝えたい?」
  • 「デザイン=あれこれ飾り付けること」ではない、ということを忘れないでください。
  • ここまでデザインを進めてなお、狙った印象に届いていない場合には「足し算」をします。一方で、実は無くなっても問題ない要素が見つかったら「引き算」。
  • 何がダイジなんだっけ?」を考えることを忘れずに、伝えたいことの取捨選択と強調をしましょう。
  • デザインに必要なカタチ・書体・色・質感などのいろいろな要素は、デザイナーが自分で決めるよりも、伝えたい内容やテーマから「自然に導かれていく」「勝手に決まっていく」のが理想
  • 最初は粗く見る。最後は細かく見る。
  • デザイナーが持っていたい愛には2種類あって、ひとつは「内容」への愛、もうひとつは「届ける相手」への愛です。

 

学び・実践

まずは読書会のチラシを作ろうと思いますので、本に倣い、以下の手順で進めてみます。

  1. チラシの「目的」を考える。(誰に・何を・なぜ・いつ・どこで)
  2. 図解とラフを描く。
  3. 方向性を、「表現」と「構造」の両面から考える。
  4. 骨格をつくる。
  5. 書体/組み/カタチ/配置に気を配り、ひとつひとつの要素に個性を持たせる。
  6. 足りない部分があれば「足し算」、無駄な部分があれば「引き算」。
  7. 全体を眺める引いた目線と、細部を観察する寄りの目線の両方でデザインをチェックしブラッシュアップ。

 

ひとこと

ロゴや名刺などのちょっとしたデザインというよりも、チラシや雑誌の紙面のようなちょっと情報量の多いものを対象にした、デザインのコツをまとめた本、という感じでした。

デザイン関連の仕事はしてなくて基本も何も分からないけど、チラシを作らないといけなくなった、どうすりゃいいんだ!というような人にオススメです。チラシでなくても、プレゼン資料や配布資料を作るときにも参考になります。

ちょうど自分もチラシ作りたかったので、とっても参考になりました。

これできっと良いチラシができると思います!

「教え方」の教科書

f:id:tacky-booklog:20190317224812j:plain

 

基本情報

 タイトル:コーチング以前の上司の常識 「教え方」の教科書

著者:古川 裕倫

出版社:すばる舎

初版発行日:2012年7月14日

総ページ数:191頁

 

概要

最初の一文「私は、駆け出しの部下教育には、コーチングよりもティーチングのほうが効果的であると思っています。」の文章のとおり、相手から引き出す「コーチング」ではなくしっかりと教え込む「ティーチング」により、駆け出しの部下を指導する上司のための本。

 

この本を選んだ経緯・目的

初めて部下を持って2年近く経ちますが、なかなか期待するような仕事をしてくれない。 ほっとけば勝手に成長すると思っていましたが、これは相手というよりも私に問題があるのだということにようやく気付き、部下の指導に関するノウハウを知りたいと思って、手に取りました。

 

印象に残ったフレーズ

  • 時間や労力がかかっても、はじめにしっかり教えることで部下は育つ。
  • まずは、目的やプロセスを説明して、結果を見せてやること。
  • いい仕事をしてもらうには、「大きな志を持たせる」ことが必要。
  • 自分の成長なくして、部下の成長なし部下は「自分の鏡」です。
  • 人を責めずに事を責めよ
  • できているところはしっかりと認めて、できていないところは「これからだ」と言ってあげること。
  • 時間がかかるのは最初のうちだけと心得る。「待つのも(上司の)仕事!
  • 仕事に慣れていない部下は「時間をよむ」ことなどできない。
  • まず「精度」を求め、次に「スピード」を求める
  • 「怒る」のは、自分の腹立ちを解消するため。「叱る」のは、部下を成長させるため。
  • 自分より立派な部下を育てるという覚悟を持つ。
  • 部下が成長してきたら、「指示」よりも「示唆」する。
  • 知識は「広く浅く」より「狭く深く」から。
 

学び・実践

以下のことを、実践したいと思います。

  •  部下をよく見て、できていること、できていないことをまとめる。
  • できていることはしっかりと称賛する。できていないことの改善策を、一緒に考えていく。
  • 「これをやって」とだけ指示するのではなく、その仕事の目的、全体像、プロセスをしっかり説明する。
  • 仕事を依頼したら、期日まで放置しない。随時、状況を確認する。

 

ひとこと

 駆け出しの部下を指導する駆け出しの上司として、非常に参考になる本でした。同じように、駆け出しの部下を抱えて悩んでいる上司の方にオススメします。

部下の成長のためには、自分がまず成長しなければならないということに気づかされました。

ますます精進します!

美術のみかた 自由自在

f:id:tacky-booklog:20190315124210j:plain

 

豊橋市美術博物館で開催中の、「美術のみかた 自由自在」展に行ってきました。大阪にある国立国際美術館が所蔵している現代アートの作品の中から、55点を展示しています。

上の写真は美術館前の垂れ幕ですが、一瞬裏側から撮ったのかと錯覚しますが、よく見ると一部の文字が反対になっているだけ。いかにも現代アートらしい、遊び心のある垂れ幕ですね。

 

基本情報

名称:美術のみかた 自由自在

会期:2019年2月16日(土)~3月24日(日)

会場:豊橋美術博物館

www.toyohashi-bihaku.jp

 

印象に残った作品

館内は撮影禁止でしたので、購入した図録の中から、特に印象に残った作品をご紹介します。

 

f:id:tacky-booklog:20190315124238j:plain

ポスターのある風景 パブロ・ピカソ 1912年(図録撮影)

まずは、ピカソピカソはスペイン出身ということもあって闘牛をモチーフにした作品が多く、そういった作品は自分としてはあまり馴染みがないのですが、キュビスムの作品の中でも、こういった風景や静物を多角的に描いた作品は、絵画の中でも私が最も好きなジャンルの一つです。

ジィ〜っと見ていると、自分がその風景の中に入って、周りをあちこちから見ているような、不思議な錯覚に襲われます。これも、そんな作品。

 

f:id:tacky-booklog:20190317011653j:plain

空間概念、期待 ルーチョ・フォンタナ 1962年(図録撮影)

青く塗ったキャンバスに4本の切り込みを入れた、絵画の概念を覆す作品。絵画といえば「二次元」というのは実は思い込みで、奥行きのある三次元の物体であるということを認識させられます。なんとなく、このザっと切っただけの4つの切り込みのバランスが絶妙のような気がする。

 

f:id:tacky-booklog:20190317012641j:plain

箱に生まれて 島袋道浩 2001年(図録撮影)


ただのダンボールの箱が美術館の隅に置いてあると思ったら、中から何やら関西弁でぶつぶつとしゃべってる声が聞こえます。「こんにちは〜、箱です。・・・う〜ん、そうやなぁ。箱に生まれてきて、よかったと思うで。いろんなとこ行けるしな。」などと、語りかけてきます。

面白い。しゃべるアートには初めて出会った。最初から最後まで、しゃがみこんで聴いてしまいました。

 

f:id:tacky-booklog:20190317012741j:plain

日本語の文字(この七つの文字) 高松次郎 1970年(図録撮影)

「この七つの文字」という七つの文字が、この七つの文字そのものを表している。六つでも八つでもなく、七つの文字だからこそ、この七つの文字を表す。う〜ん、これも、見ているとなんだか不思議な感覚に襲われます。

 

f:id:tacky-booklog:20190317012846j:plain

フィレンツェ ゲルハルト・リヒター 2000年(図録撮影)

なんかこの作品、どこかで見たことありますね。お目にかかれて光栄です。思っていたよりも、実際は一つ一つがかなり小さいです。写真の上から絵の具を塗ってるんでしょうけど、カメラのレンズに絵の具を塗りたくって撮ったようにも見えますね。「絵画」と「写真」、その違いはなんだろうか、と考えさせられる気がします。

 

f:id:tacky-booklog:20190317013355j:plain

L.H.O.O.Q マルセル・デュシャン 1919年(図録撮影)

モナ・リザに落書きのようなひげを描き、下部には鉛筆書きで「L.H.O.O.Q」の文字。最初見たときは、小学生の落書きみたいで笑っちゃいましたが、「LHOOQ」は英語の「LOOK」の意味のほかに、一文字ずつフランス語で読むと「彼女のお尻は熱い=彼女は発情している」という意味になるそう。

作品に描かれていない下半身が、想像力をかき立てる・・・のでしょうか。

 

f:id:tacky-booklog:20190317014241j:plain

おもちゃの兵隊 ヴィック・ムニーズ 2003年(図録撮影)

離れてみると少年の絵ですが、近づいてみると無数のおもちゃの兵隊でできています。南北戦争で戦った少年兵がモチーフだそうで、おもちゃで遊びたい盛りの少年が戦地に赴かなければならない矛盾が描かれています。さらに、「三次元と二次元」、「部分と全体」など複数の意味合いを持たせて問題提起をしているそうです。奥の深い作品ですね。

 

f:id:tacky-booklog:20190317014902j:plain

猫彫刻 落合多武 2007年(図録撮影)

本展の最後を飾るのは、カシオの電子キーボードに猫の彫刻が置いてあるという、謎の作品。このキーボード、コンセントにちゃんとささっていて、「ファ~~~~~~~~~~・・・」みたいな音がずっと鳴っている。どういう意図で作ったのだろう・・・。とか考えてはダメなんだろうね、これは。

 

ひとこと

会場はコンパクトでしたが、中身が濃く、一つ一つの作品が考えさせられるので、2時間近くあっという間に過ぎてしまいました。今までの西洋美術とはまた違った面白さを感じることができました。

現代アート展は初めてだったのですが、もっといろんな作品見てみたいと思いました!

ゼロから学べる ブログ運営×集客×マネタイズ

f:id:tacky-booklog:20190314212332j:plain

 

 

基本情報

タイトル:ゼロから学べる ブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座

著者:菅家 伸(かん吉)

出版社:ソーテック社

初版発行日:2016年10月31日

総ページ数:255頁

 

概要

わかったブログ」を運営する、人気ブロガーかん吉さんの、人気ブログの作り方と運営力を身につけるための本。(表紙そのままですが^^;)

 

この本を選んだ経緯・目的

せっかくブログを始めるなら、読んでもらえるブログにしたかったので!発信する力を身につけたい。書店で何冊か、ブログの書き方に関する本をちらっと読んでみたけど、この本が一番実践的なノウハウが詰まってる感じがしたので。

 

読んでみて、どうだったか?

著者のかん吉さんは「儲けは度外視して、読者を喜ばすことだけを考える」ということを常に念頭に置いていて、ブログを始めたばかりの自分としてはすごく参考になる本でした。

本書に書かれていたことの中で、まずは以下のようなことに取り組みたいと思います。

  • 本書に従いまずは3ヶ月毎日書く、と言いたいところですが、テーマ的にちょっと厳しいので、1週間に2本以上は書く!
  • ブログコンセプトを考える。
  • 読者のターゲットを決める。
  • 太字をうまく利用する。
  • 引用は最低限にする。
  • Google AnalyticsGoogle サーチコンソールを設置し、状況を確認する。

 

上記が出来てきたら、そのあとに以下のようなことを検討していきます。

  • ロゴ、プロフィール画像、ブログデザインを検討する。
  • SNS連携を検討する。
  • 記事がたまってきたら、記事の最後に関連記事のリストを掲載する。

 

印象に残ったフレーズ

  • 儲けは度外視して、読者を喜ばすことだけを考えよう
  • 「こうすればうまくいくはずだ」と仮説を立て、実際に試し、結果を評価して次の仮説を考えるPDCAサイクルを回し続ければ、ブログは確実に成長します
  • まずは三ヶ月毎日書くことで自分の個性が見える。始めたばかりのブログでも、100記事を超えてくると、検索エンジンが記事をインデックスしやすくなり、検索からのアクセスが増えてきます。
  • 他人に読んでもらうには、読む価値のあるブログにする必要があります。ブログに明確なコンセプトを与え、ブログの売りを明確にして、読者を引きつけましょう。
  • すべての人に読んでもらおうとすると、当たり障りのない記事が多くなってしまい、読者の心に刺さりません。ターゲットを絞りましょう
  • 書評は本のあらすじや要約を書くことではありません。本をダシにして、自分の考えを語るのです。
  • プロフィールアイコンは「なりたい自分

 

ひとこと

読んでもらえるブログを書きたい!という人には、オススメのブログ指南書です。ブログで稼ぎたい人も、「稼ごう稼ごう」と思って書くのではなく、読者にとって面白い記事をたくさん書けば、結果的に稼げるようになるというのがこの本を読めばよく分かると思います。

自分は、稼ぎたいわけではなく、発信する力をつけたいのです!

早速実践!

新・北斎展

f:id:tacky-booklog:20190313231434j:plain

 

六本木の森アーツセンターギャラリーにて開催中の、「新・北斎展」に行ってきました。

 

基本情報

名称:新・北斎展 HOKUSAI UPDATED

会期:2019年1月17日(木)〜3月24日(日)

会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階)

hokusai2019.jp

 

 

平日の16時頃だったので、チケット売り場やエレベーターでは待ちませんでしたが、会場内はすごい人でしたね。見れなくて諦めた展示もいくつかありました。土日はもっとすごいんでしょうね。

 

西洋画はこれまで何度も見てますが、日本画は初。葛飾北斎ってすっごく有名ですけど、どんな人だったんでしょう。公式サイトには、以下のようにあります。

 

葛飾北斎(1760~1849)は世界で最も知られた日本の芸術家の一人です。
江戸時代後期に浮世絵師として登場してから
90歳で没するまでの約70年に及んだ北斎の画業は、
常に新たな絵画の創造への挑戦の連続でした。
度重なる画号の改名は有名ですが、画風もまた大胆に変え続けました。
つまりは自らをUPDATEし続けた人生に他なりませんでした。

 

画号は、春朗 → 宗理 → 葛飾北斎 → 戴斗 → 為一 → 画狂老人卍 と変わっていったそうです。自らをUPDATEし続けた人生、自分もそうありたいものです。(最後の名前はすごいですね)

 

当時の時代背景

葛飾北斎の生きた1760年~1849年は、江戸時代後期でした。天明天保の大飢饉伊能忠敬の測量、大塩平八郎の乱などがあった時代です。北斎が亡くなってからまもなくして、浦賀にペリーが来航しています。開国のちょっと前なんですね。

 

ヨーロッパでは、フランス革命が起きていた頃です。ナポレオンの時代ですね。画家では、自然主義カミーユ・コロー、写実主義のジャン・フランソワ・ミレー、北斎の晩年にはカミーユピサロエドゥアール・マネなど、初期の印象派の画家たちが出始めてきた時代になります。

 

北斎の絵は多くの印象派の画家たちに影響を与えたと言われていますが、北斎が亡くなってからペリー来航で開国したおかげで、浮世絵がヨーロッパに広まっていき、モネやゴッホにも影響を与えたのかな~、と思ったけど違うか。もともと長崎とオランダは貿易してましたから、そこから広まっていったのでしょうね。

 

印象に残った作品

館内は撮影禁止でしたので、購入した図録から、いくつか印象に残った作品をご紹介します。

 

f:id:tacky-booklog:20190314002058j:plain

浮絵一ノ谷合戦坂落之図 島根県立美術館(図録撮影)

 まずは春朗期の作品。これ最初に見たとき、衝撃を受けました。ものすごい緻密。この細か~い線はどうやって描いたんだろうとか、真っすぐの線はどうやって引いたんだろうとか、色はどうやって塗ったんだろうとか、気になりました。書き方については、あとから分かるのですけど。

 

 

f:id:tacky-booklog:20190314002634j:plain

鯉亀図 埼玉県立歴史と民族の博物館(図録撮影)

葛飾北斎期の作品。この、表面の水の感じ。ほとんど黒の濃淡だけで、これだけの透き通った感じを出せるのがすごいです。実際に間近で見ると、金属みたいに輝いて見えた。

 

 

f:id:tacky-booklog:20190314002958j:plain

花魁図(画稿) 島根県立美術館(図録撮影)

これは戴斗期。色を塗る前の、下書きのような作品ですが、見てください、このバランス。なんと表現して良いか分かりませんが、大胆な構図のように見えて緻密に計算し尽された感のあるバランス。圧倒されてしばらく見入っちゃいました。

 

 

 

f:id:tacky-booklog:20190314003607j:plain

冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏 島根県立美術館(図録撮影)

言わずと知れた、冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏。為一期の作品。葛飾北斎期ではないのですね。

この作品ができあがるまでの版画の板が順番に並べてあったのですが、いろんなパターンに堀った板にそれぞれの色(顔料)を塗って、少しずつ色を付けていくことで、完成図ができあがるということを初めて知りました。

 

絵を描く「絵師」、板を掘る「彫師」、摺って色を付ける「摺師」というそれぞれのプロが、それぞれ寸分の狂いもなく仕上げることで、ここまで完成度の高い浮世絵が出来上がっていたんですね~。

 

 

f:id:tacky-booklog:20190314004523j:plain

富士越龍図 一般財団法人北斎館(図録撮影)

最後に、晩年の「画狂老人卍」期の作品。この絵もすごく有名ですよね。なんというか、すごい迫力があって、しばらくガラスにへばりついて見ちゃいました。この絵は亡くなる直前くらいのものだそうです。90歳で亡くなる直前とは思えないくらい、力強いですよね。すごすぎます。

 

まとめ

いやぁ、日本画は初めてでしたけど、どの絵も「大胆かつ緻密」という表現がぴったりでしたね。これまで見てきたヨーロッパの絵が雑に見えてくるぐらいです。観覧時間は2時間くらいでしたけど、あっという間でした。公式図録も2,800円と良心的(こないだのル・コルビジェ展は4,500円もしたので諦めました…)で、迷わず購入し、大満足です。

 

3月24日(日)までとのことですので、お近くの方は、ぜひ行かれてはいかがでしょうか!

インスタグラムの複数アカウント作成と、はてなブログ連携

インスタグラムの複数アカウント作成

 

先日、塚本亮さんの「すぐやる人の読書術」を読んでこのブログを始めたのですが、塚本さんに倣ってインスタグラムでも読書記録をつけていくことにしました。

 

同じような本を読む人とつながっていくのも面白いですよね。

 

ところで、今までもインスタグラムのアカウントはありました(あんまりやってなかったけど)が、まったく別のテーマなので別のアカウントにしたい。とは言っても、別のメールアドレスで登録するのはめんどくさい。。

 

ということで調べたところ、ありました。一つのメールアドレスで複数のアカウントを作成する方法。

 

  1. スマホでインスタグラムのアプリを立ち上げ、ログインした状態で、プロフィールアイコンをタップ。
  2. アカウント名をタップし、「アカウントを追加」。
  3. 「アカウントを持っていない場合 登録はこちら」をタップ。
  4. 「電話番号またはメールアドレスで登録」をタップ。
  5. 「メール」をタップし、普段使っているメールアドレスの@の前に、「+insta」という文字列を追加して登録。

これで、一つのメールアドレスで複数のアカウントを登録できました。プロフィールアイコンからアカウント名をタップすると、アカウントが切り替えられるようになります。

 

早速「すぐやる人の読書術」の読書記録を投稿しましたが、インスタグラムではURLを貼り付けてもリンクにならないんですね~。

プロフィールにはURL貼り付けられるので、このブログへ来てもらいたいときは、投稿本文に自分のアカウント名を書いておけば、プロフィールの方から誘導できるみたいですね。勉強になりました。

 

はてなブログ連携

さて、インスタグラムは開設できたので、はてなブログと連携してみましょう。

 

ダッシュボードから、[アカウント設定]>外部サービス連携>「Instagram連携設定」を「有効にする」をクリックし、アカウント情報を入力すればOK。

 

投稿する記事にインスタグラムの写真を貼り付ける

記事の編集画面で、右側にある「+」をクリック。「Instagram貼り付け」を有効にすれば、「+」と同じ並びにインスタグラムのアイコンが表示されます。

 

そこからインスタの投稿を貼り付けると、こんな感じ。

https://www.instagram.com/p/Bu6MKBIAm8-/

塚本亮さんの「すぐやる人の読書術」読みました。塚本さんに倣い、早速インスタ開設し読書記録を残していくことにしました。ブログまで開設しちゃいました。https://tacky-booklog.hatenablog.com/ 『本から学んだことをアウトプットすることで初めて、その読書は「投資」になる。』を実践していきたいと思います。#塚本亮#読書記録#すぐやる人の読書術

 

なんかでかくて見にくいような。。

 

記事内にインスタの投稿を貼り付けることは今後あんまりないかな。

 

サイドバーにInstagramウィジェットを追加する

以下の記事が参考になりそうです。

pea-nut.hatenablog.com

 

が、ちょっと大変そう。。もうちょっとインスタグラムを使いこなしてから、やってみます。